育毛剤育毛剤の種類

塗るタイプの育毛剤のすすめ

育毛剤

薄毛の対策には、「塗る」「飲む」からはじめよう

薄毛を何とかしようと思ったら、様々な方法があります。手っ取り早く髪の毛が作り出せる方法として挙げられるものとして、主に3つがあげられます。

即効性のある薄毛ケアはカツラ・増毛・植毛の3種類です

その一つがカツラやウイッグ。すでに髪の毛のヘアスタイルが形作られているもので、それを頭部にハメ込ンでしまえば完成ですから、あっという間に髪の毛は作り上げられることになります。しかし、いきなり髪の毛が増えるため違和感を拭いきれないのが弱点です。二つ目にあげられるのが、増毛法です。すでに生えている髪の毛に人工毛を結んだり特殊シートに施されている人工毛を頭皮に貼り付けたりする方法になります。カツラ同様に即効性のある増毛法で、カツラ以上にヘアスタイルを自由自在に整えられるうえ自然さもありますが、月に1~2度のメンテナンスが必要となります。そして三つ目の植毛は、頭皮に髪の毛を移植する手術になります。髪の毛を埋め込むため、外科手術が必要になり、もっとも大掛かりな増毛法といえるでしょう。ちなみに植毛には自分の髪の毛を移植する自毛植毛と合成繊維の人工毛を移植する人工毛植毛があります。

手軽に薄毛アプローチをスタートしたいなら、セルフヘアケアを

これらの方法を用いるとなると、プロのテクニックを必要とする上、細やかなメンテナンスも生じてきます。そのため、100万円はくだらないほど高額な料金がかかってしまうのが現状です。髪の毛がすぐに増毛できる意味では即効性があり、お手軽感も否めません。しかし、頭皮の内部から育毛ケアを行い髪の毛を生やす方法から見れば、根本的な薄毛の解決にならないのはお分かりでしょう。そう考えると、ちょっと薄毛が気になるといった程度で、手軽にケアしていきたいのなら、自宅でのセルフケアからはじめるのがベストです。

育毛剤は「塗る」タイプと「飲む」タイプの2種類

塗るタイプの育毛剤は昔からあるオーソドックスなヘアケア法

プロの手を必要とせずセルフケアから出始められる育毛ケアには、育毛剤が欠かせません。その育毛剤を大きく分けると、塗るタイプと飲むタイプの2種類になります。飲むタイプのほうは、最近になって登場し始めている新しい育毛剤です。

ここで取り上げる「塗る」タイプは、患部を自分で選んで塗ることができるというメリットがあります。しかし肌に直接塗るので万一体質に合わない場合には、アレルギー症状や炎症などを起こすというデメリットがあります。

育毛剤は基本的に、医薬品と医薬部外品の種類に分かれています。多くは医薬部外品扱いとなっており、頭皮の血行促進や保湿、毛母細胞・毛乳頭の活性化といった頭皮へのアプローチが期待できます。

スプレータイプとクリームタイプがあります

塗るタイプの育毛剤は、スプレー式になっていて頭部に育毛剤を噴射するスタイルと、液体やクリーム状になっている育毛剤を頭皮に直接塗布するスタイルのものがあります。スプレー式はボトルの噴射を促すポイントを押すだけで、頭部全体に育毛剤を塗布できます。育毛剤を手の指で頭皮マッサージする形でもみこんでいくことで、頭皮の血行も同時に促せます。クリームタイプは、薄毛が気になる場所を絞って塗り込んでいけるうえ、しっかりと頭部に塗布できます。スプレータイプに比べると液ダレしにくいため、育毛有効成分をより浸透させやすいです。しかし、クリームのベタツキが髪の毛にもついてしまうと、ヘアケアのしにくさを感じるかもしれません。

育毛剤の正しい塗り方

そんな塗るタイプの育毛剤ですが、正しく塗らなければあまり効果を発揮してくれません。使用する際には次の2点がとても大切になります。

朝と夜の2回、頭皮に塗る

細胞がもっとも活性化しているのは朝の時間帯。朝にシャンプーをしている人は、その直後に塗れば理想的なヘアケアが行えます。それと、夜の入浴後に行う育毛ケアです。お風呂に入って頭皮の血行も良くなり、さらにシャンプーで頭皮が清潔になっているので、育毛剤を塗って浸透させるには絶好のタイミングなのです。朝と夜、1日1回~2回ほど塗ることができればベストでしょう。

塗った後は頭皮マッサージを忘れずに!

育毛剤を塗った後に頭皮をマッサージすることによって、効果はさらに高くなります。頭の前のほうから後ろ、それから側頭部という順番でだいたい5分くらいかけてゆっくりとマッサージを行ってください。

ミノキシジルが塗る育毛剤の有効成分

副作用で髪の生える効果が発見

塗るタイプの育毛剤に使用される成分として多いのがミノキシジルというものです。大正製薬の「リアップ」にも、この成分が含まれています。もともとは飲むタイプのタブレットで血圧を下げるための薬として使用されていたもので、副作用として髪の生える効果が発見されて育毛剤としても使用されるようにりました。

ミノキシジルには血圧を下げてしまう副作用もあります。

ですから、塗るタイプだけではなく飲むタブレットとしてもミノキシジルの育毛剤はあるのですが、日本では市販されていないので海外から輸入するしかありません。

また、ミノキシジルは口から摂取すると、場合によっては心臓に違和感を感じるなどの副作用が起こるリスクがあるということも頭に入れておかなくてはなりません。