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育毛の基礎知識女性の育毛法は男性と違う!?

薄毛を気にする女性

薄毛を気にする女性

じつは知らない? 女性用育毛剤が人気のひみつとは

髪の毛への美意識が高い女性の薄毛は、男性に比べると、よりデリケートな悩みでなかなか口に出していいにくいものというのが通例でした。しかし最近では、芸能人が薄毛の悩み告白をしているように、女性の薄毛の悩みが表立ってきています。その効果もあって、女性用育毛剤を使用する女性が増えているようなのです。

おかげで、女性用育毛剤の種類は年々増えており、そのクオリティもあがってきています。だから、昔のようにコッソリ男性向けの育毛剤を使うようなことはなくなり、ヘアケアの一部として女性も当然のように育毛剤を使う時代になったといえるようです。

育毛剤を使用する女性が増える=薄毛の女性が増えている?

女性の薄毛の悩みが一般的になってきたのは、実際に薄毛の女性が増えているからに他なりません。これは男性並みに働いて現代社会を生き抜いている女性が受けるストレスが関係しているとのこと。過剰にストレスがかかると、女性はホルモンバランスを崩しやすくなるのです。ホルモンバラスの崩れが髪の毛に影響を及ぼして、抜け毛や薄毛を引き起こすようです。

女性の美意識の高さが、女性用育毛剤の人気に火をつけた!

社会で働くのが当たり前になった女性にとって、見た目を着飾りきれいにすることも、もはや当たり前。そのため一層、髪の毛へのアンテナも鋭いわけです。人目があればきちんとしていたいと思うものであり、そういった女性のポジショニングの変化が自然に育毛剤への関心を高めたといえるのかもしれません。

女性用育毛剤は使いやすい

男性用育毛剤と女性用育毛剤が違うのは、その薄毛のメカニズムも違いによるものなのですが、女性のほうが穏やかな成分配合になっているので、手を出しやすいという理由も人気の秘密です。また香料不使用で、自然な香りの仕上がりになっていたり、無添加で副作用の心配がなかったり、美容の方向性からのアプローチがされているなどの多様な創意工夫も、大衆の興味をそそるポイントになっています。

女性用育毛剤の選び方

女性用育毛剤は、大きく分けると2種類あります。血行促進タイプと毛母細胞を活性化するタイプです。血行促進タイプは、血行不良で毛母細胞に栄養が行き届かなくなった悪循環に働きかけるもので、血行の流れを促します。頭皮を指の腹で触ってみて硬いと感じる人は、血行不良の可能性があるので、このタイプのものを使用すると良いでしょう。

もう一つの毛母細胞に働きかけるタイプは、生活習慣の不摂生が気になる人やビタミン不足がぬぐいきれない人向けです。頭皮環境を整える材料が足りなくて、髪の毛を育てたくても難しい状況になっているため、補強して育毛しやすい環境を整える育毛剤です。

どんな成分の効果が私の薄毛向き?

”抜け毛が気になりだした人”には、ミノキシジルやフロジン液などの成分が有効的です。どちらも毛細血管を拡張させて血流を促進。毛根まで栄養を届けやすくします。もともとミノキシジルは男性の薄毛治療薬でしたが、薄毛の原因がFAGAの女性の薄毛にも効果的。またフロジン液は円形脱毛症の治療薬として利用されていたものでもあります。

”生え際や後頭部の薄毛が気になり始めた人”には、男性ホルモンを抑制するタイプの育毛剤「チャップアップ」などがおすすめです。男女兼用の育毛剤で、男性ホルモンを有害物質に変えてしまう還元酵素・5αリダクターゼを大幅に抑制することで知られるオウゴンエキスが効果を発揮します。そして”髪にコシがなく細くなってきた人”には、ペンタデカン酸グリセリドの成分などが有効です。毛母細胞を活性化するタイプの育毛剤なので、毛根に栄養を与えて太くてコシのある髪の毛を育てます。

安心して使用できる!植物由来の有効成分

女性の育毛剤の多くに配合されているのが、薄毛や抜け毛に有効に働く植物由来エキスです。代表的なのが「グリチルリチン酸ジカリウム」と「センブリエキス」。「グリチルリチン酸ジカリウム」はマメ科の甘草から抽出した成分で、フケやかゆみを抑えるなど抗炎症作用や抗アレルギー作用があります。もう一つの「センブリエキス」はリンドウ科の2年草で、血行促進作用や抗炎症作用、毛乳頭細胞増殖促進作用など、多様な育毛効果が期待できます。

女性に嬉しい! まつ毛育毛剤もあるんです

女性の薄毛の悩みは頭だけじゃない。目元のまつ毛も育毛したい女性が多いのは、付けまつ毛やまつ毛エクステが人気なことからも納得でしょう。とはいえ、目元に育毛剤を使用するのは非常に危険です。まつ毛に塗布する育毛剤を誤って隣合せの眼球に塗布してしまったら、どんな危険性があるかわかりません。ですから、用法用量を守っての使用がとても大切になってきます。

育毛剤選びの前にしておきたいこと

女性が育毛剤をはじめようとするとき、出回る育毛剤の中からどれをチョイスするかは、けっこう大事なポイントになります。なぜなら、女性が使ってはいけない育毛剤成分も存在しているからです。どんな育毛剤を選べばよいか、事前におさらいしておきましょう。

女性が使いたい育毛剤はコレだ!

最初に抑えておきたいのは、男性と女性では薄毛の原因が異なる場合が多いので、育毛する上での使用成分も違ってくる可能性が高いということです。もちろん頭皮の状態も男女で全く違います。男性のほうが皮脂成分が分泌しやすい一方で、女性の頭皮の皮脂はそこまで気になりませんので、育毛剤でも頭皮環境を整えるための成分配合が違ってくるのです。

その中でも、”頭皮のベタつきが気にならない育毛剤”を選ぶのがよいでしょう。頭皮がべたついてしまうと、ただでさえきになる分け目などがベタつきにより、一層地肌が気になってしまいます。
そして”低刺激性”というのも大切です。女性の頭皮はデリケートになりやすいので、刺激が少ない無添加や植物由来などが望ましいでしょう。
また”香りが強すぎない育毛剤”にしたほうがよいというのも、気をつけたいポイントです。女性はとくに化粧品や香水、整髪料など、多くの香りを漂わせますから、邪魔にならない程度の香りを持った育毛剤がおすすめです。

女性が使えない育毛成分とは…?

男性目線で作られている育毛剤を女性が使いたいと思う場合、気をつけたい成分がいくつかあります。その代表的なものが「フィナステリド」。医療機関でも処方される育毛薬・プロペシアなどの主成分になっているものです。とくに妊娠中や出産予定を控えている女性は、絶対に服用してはいけないことになっています。もし妊娠中の女性が服用すれば、胎児が男児だったときに男性生殖器に異常を及ぼしかねません。

妊娠・出産と育毛剤

妊娠・出産と薄毛は、切っても切り離せない関係です。ホルモンの関係により妊娠後期に減っていた脱毛量が、出産後2~3か月経つと一気に増えます。一度の抜け毛が大量なので、とても驚くのですが、出産後の女性のうち半数近くが経験する脱毛で「分娩後脱毛症」と言います。

しかし、この脱毛は一時的なものであり、医療機関の治療を受けるほどではありません。通常なら産後1年以内には元のような髪の毛に戻ります。

妊婦さんに育毛剤は影響する?

産後に訪れる、あまりに大量の抜け毛を見ると、育毛ケアをしなければという気に駆られる方も少なくないでしょう。そのときに育毛剤を選ぼうとしますが、授乳をしている立場なだけに、そう気軽に商品を選ぶこともできません。どういった育毛剤なら使用が可能なのでしょうか?

産後脱毛におススメ&NGの育毛剤とは

赤ちゃんに上げる母乳は血液から作られるものであり、育毛剤もものによっては頭皮の抹消血管を通って毛母細胞に運ばれるため、母乳にも入り込むことになります。そのため、おススメできる育毛剤を選ぶとするなら、極力刺激が少ない無添加の商品です。

逆に絶対に使用してはいけない育毛剤というのもあります。医薬品系の育毛剤でフィナステリドやミノキシジルが、それに当てはまります。特にフィナステリドは男性ホルモンを抑制する働きのある育毛成分で、元々女性用に開発されたものではなく副作用の危険性も考えられます。胎児や授乳中の赤ちゃんに影響があると思われる育毛剤には、決して手を出さないように気をつけてください。

妊婦さん用にも存在している育毛サプリ

妊娠していても抜け毛対策に利用できる育毛サプリも現在は存在しています。健康促進効果もある上、体内から頭皮の健康に働きかけることで頭皮や毛根を活性化。特に気をつけたいのは、必ず女性用の育毛サプリメントを使用することです。男性用のサプリメントは育毛剤同様、胎児に悪影響を与える副作用の危険性が考えられるから。使用可能な育毛剤と併用してサプリメントも使用すると、よりよい育毛効果を得られることでしょう。