毎日使うものだから、使い勝手の良さって大切です
どの育毛剤も使用方法は大体似ていますが、それでも各商品を見比べると微妙に違っているもの。丁寧に育毛ケアができそうな商品でも、ついつい面倒だと感じてしまったり、単純ケアだと気楽に思えても、本当に効果的か不安になったりするものです。そこで、手軽で、しっかりケアできる育毛剤を比較してみました。
手軽さの比較ポイントは「つける回数」と「使い方」
順位 | 写真 | 商品名 | 使用回数 | コメント |
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1位 | ![]() |
チャップアップ | 一日1回 | 洗髪して髪の毛を乾かした後、頭皮全体に約30回。勢いのあるスプレーですが、5cm以内でプッシュしましょう。1分程度、頭皮を押し揉みするようにマッサージを行います。 |
2位 | ![]() |
薬用ポリピュアEX | 洗髪後や朝の支度時など一日2回 | ドライヤーで乾かした頭皮に使用。部分に5プッシュ全体に10プッシュの適量で、持続して繰り返し使用するのがポイントです。 |
3位 | ![]() |
薬用ハリモア | 朝と夜一日2回 | 10プッシュ後30秒のマッサージが効果的。ジェットスプレーの勢いで、地肌に直接成分を塗布できます。 |
4位 | ![]() |
M-1育毛ミスト | 朝と夜一日2回 | 余分な皮脂を洗い流し有効成分を浸透しやすくしましょう。気になる部分に5~15プッシュ。生え際から頭頂部に向かい指の腹で円を描きながらマッサージします。 |
5位 | ![]() |
BUBKA | 朝と夜一日2回 | 頭皮に浸透しやすい成分が中心のため、洗髪後の蒸らした柔らかい頭皮になじませます。スポイト状のノズルなので、付け過ぎに気をつけて。 |
6位 | ![]() |
花蘭咲 | 洗髪後一日1回 | タオルドライで湿り気を残した頭皮に5回プッシュして、1~2分の頭皮マッサージを行います。これを4~5回行い、頭皮全体になじませます。一日1回だけど、わりと丁寧なケアが必要。そしてしばらくはドライヤーを使ってはいけないなどの手間もあるようです。 |
7位 | ![]() |
ラサーナ薬用地肌エッセンス | 朝と夜一日2回 | しっかり地肌に行き渡らせるため、分け目を作ってスプレーします。8回程度プッシュと、プッシュ回数は多くありませんが、ラサーナは頭皮マッサージ法が丁寧。側頭部からはじまり生え際、頭頂部まで全体のマッサージを3セットも行うので、手間は否めませんが頭皮の血行は1℃もアップするそう。 |
”一日1回”の使用回数でカンタンな育毛剤はコレだ!
1位「チャップアップ」使いやすさの魅力に迫る
一日1回の使用でも効果は十分とするのが、育毛専門医が推奨する育毛剤「チャップアップ」。いちばん良いのは洗髪後のドライヤーで乾かした頭髪への育毛剤塗布であり、乾いた頭部であれば良いので、寝起き状態でもすぐに育毛ケアができてしまうのは嬉しいところ。
頭皮全体に成分をなじませるため、頭皮から5センチ以内で30プッシュしなければならないのは大変そうに思えますが、細長く軽い容器なので持ちやすくて女性でも気軽に扱えます。
スプレー後には1分ほどの頭皮マッサージを行います。より効果を求めたい場合、5分ほど経過した後にもう一度少量のチャップアップを噴射してマッサージするのが良いそう。時間を置くとなると、手間を感じてしまいそうですが、歯磨きをしたり化粧をしたりヒゲを剃ったりといった他のお手入れをしながらのヘアケアと思えば、そんなに面倒でもないはず。むしろ一度の育毛ケアタイムが充実しそうな気さえします。
睡眠の1時間前までに使おう!
ちなみに「チャップアップ」を夜時間に使用するときは、寝る1時間前までに使い終わってほしいそう。というのも、乾いた頭髪に使い、マッサージで終わるため、すぐに寝るとせっかくの育毛成分が枕についてしまうから。ちょっと気遣うだけで、あとはカンタンな使い心地、一度堪能してみてはいかがでしょう。
6位「花蘭咲」も一日1回だけど……
使う時間帯が限られてしまう可能性がある?
「花蘭咲」も「チャップアップ」同様に一日1回の使用頻度で済んでしまうから、一見お手軽そうにみえます。だけど使用方法を見ると、ケアの時間帯が決まってきそうな予感が…。
「チャップアップ」と大きく違うのは、シャンプー後の湿り気が残る頭皮に使用するところです。つまり朝にシャンプーの習慣がない人は、自ずと夜のお風呂上りに育毛ケアをしなければならなくなるでしょう。しかも5回プッシュして1~2分のマッサージを4~5回繰り返すというケア方法は手間と捉えられなくもありません。
もし忙しい朝時間に、この作業が加わることを想像すると、相当な余裕が必要でしょう。が、丁寧に育毛ケアができると言う意味では、これ以上ないくらいに丹念なのは間違いないはずです。
※こちらの商品は女性専用です。
育毛剤の一般的な使用頻度は一日2回です!
お手軽NO.2は「薬用ポリピュアEX」
「薬用ポリピュアEX」が2回使用する育毛剤の中でトップにランクインしている理由は、ドライな頭皮に使用できるから。朝の身支度でそのまま育毛ケアができるのはもちろん、夜のシャンプー後にドライヤーで髪の毛を乾かしてからでも使用できます。
適量を部分使いに5プッシュ、全体使いに10プッシュで、毎日コンスタントにヘアケアを行うことを推奨しています。
3位・4位の評価はドングリの背比べ?
3位「薬用ハリモア」と4位「M-1育毛ミスト」の使用法は、それほど差異がありません。しかし、「薬用ハリモア」のほうがジェット式ノズルであり、直接地肌に成分が届きやすいという面から、一歩リードしています。
お手軽よりも、むしろ手間! けれど、丁寧さでは負けません
5位「BUBKA」も使用回数や頭皮マッサージの仕方に上位との大きな差はありませんが、育毛剤を塗布する頭皮のベース作りの面で多少こだわりがあります。
それは、頭皮が蒸されており毛穴が開いて育毛成分が浸透しやすい状態にするというもの。シャンプー後の頭皮は自然とこの状態を作るわけですが、もし朝に育毛ケアをするとなると蒸しタオルなどで頭皮を温めてから育毛剤を塗布しなければならないなどの工夫が必要になってきます。
なかなか気軽には取り扱えない印象を抱いてしまいますが、より丁寧に育毛ケアができると言う意味では、ここまでできたらすごいですよね。
最下位「ラサーナ薬用地肌エッセンス」。こちらも丁寧さでは負けません。気になる部分に分け目を作り、地肌を見えるようにして塗布していきます。育毛剤の塗布は3セット行うマッサージごとに行わなければならず、「BUBKA」同様、ここまでやったらやり足りない気持ちもなくなるはず。
どの育毛剤も、シャンプータイムの頭皮&毛髪ケアが大事です
育毛剤の使用方法に関わらず、どの商品においてもシャンプーの大切さを強調しています。例えば1位「チャップアップ」は、弱酸性のアミノ酸系シャンプーを推奨。「M-1育毛ミスト」は高級アルコール系シャンプー以外を、「BUBKA」は無添加の石けんシャンプーや敏感肌専用シャンプーを使用するよう薦めています。これはシャンプーの強い洗浄成分によって地肌を傷めるなどしないため。また必要以上の皮脂を取り除いてしまうと、頭皮に乾燥状態を招きかねません。
そしてシャンプーの際には、洗う以上にすすぎを大切に考えるようにと促しています。シャンプー成分が頭皮に残ると雑菌の増殖や炎症状態を作り出す可能性もあるからです。頭皮ケアはお手軽に越したことはありませんが、手を抜けるところと手間をかけるところの分別をつけて、ベストな育毛ケアを行いたいですね。