頭皮のかゆみに悩む男性育毛の基礎知識

育毛剤でかゆみが出たらどうすればいい?対策方法を解説

頭皮のかゆみに悩む男性

育毛剤でかゆみ…使い方間違っていませんか?

髪にハリやボリュームを出すことを期待して、じっくり選んだ育毛剤…でもせっかくの有効成分も、適切に使わないとかゆみなどトラブルの原因になることもあるのです。

育毛剤の使い方は指示通り正しく!

育毛剤の裏面を見ると、使用方法が明記されていますよね。その用法や用量をしっかり守って使うことが、基本中の基本です。
でもユーザーによっては、早く髪を増やしたい、ボリュームを出したい、といったはやる気持ちからついついたくさん使ってしまったり、使う頻度を多くしてしまうといった方もいるかもしれません。

使い方が間違っていると効果が下がってしまうだけでなく、場合によってはかゆみを引き起こすなど、むしろダメージにもなりかねないのです。

普段のヘアケアの方法が間違っているかも?

一般的には毎日お風呂に入るかたが多いと思いますが、中にはお風呂が苦手とか仕事で疲れていて髪を洗うのも億劫、なんて方もいるかもしれません。適度にきちんとシャンプーを行わず、頭皮を清潔に保つことができていない状態で育毛剤を使ってしまっている場合も、かゆみを引き起こすリスクが出てきてしまいます。
頭皮に汚れやほこりやアブラなどが残った状態では、育毛剤を使っても効果が下がってしまう上、かゆみの原因となります。

育毛剤の使用でかゆみ!その原因「3つ」

髪にボリュームをとせっせと使った育毛剤で、かゆみが出たら困ってしまいますよね。育毛剤の使用でかゆみがでるのはなぜか?まずはその原因となりえるものをここでは確認してみましょう。

頭皮との相性が合っていない

また育毛剤はどのような商品でも、その商品が必ずしもどのユーザーにも合うとは限りません。人によっては肌が弱い、センシティブだったりと、頭皮と相性が良くない場合もあります。
用法通りに使っていても、かゆみが出てしまう場合はすぐに使うのをやめ、状況によっては皮膚科を受診するなどしたほうがよい場合もあります。

他のヘアケア製品との相性の影響も?

毎日お風呂に入ってシャンプーやリンス、トリートメントにコンディショナーなど、髪にはさまざまなヘアケア商品を使うものです。そういったものとの相性がトラブルに影響しているケースも考えられます。
ユーザー自身の頭皮に合わないヘアケア製品を使っていると、頭皮の状態が悪くなってしまい、そのために育毛剤を使うとかゆみが出てしまうといったことも考えられます。

乾燥など、頭皮トラブルがある状態での使用

またユーザーによってはもともと頭皮が乾燥しがちであったり、吹き出物など頭皮トラブルがある状態で、育毛剤を使っているケースもあるようです。頭皮が乾燥しているとバリア機能が低下しているため、せっかくの育毛剤が逆に刺激となってしまいかゆみを引き起こすことにもなりかねません。
頭皮トラブルがある場合はまずはそこを改善してから、育毛剤を使用することが大事です。

育毛剤の成分が「かゆみ」の原因に?刺激になりえる「成分」

次に使い方や普段のヘアケアのしかたが間違っているわけではないのに、育毛剤を使ってかゆみが出てしまう場合について考えてみましょう。育毛剤には独自の有効成分が含まれていますが、その中の成分で、人によってはかゆみの原因となりえるものがあります。

化粧品などにも含まれる「エタノール」

一般的な化粧品などのアイテムにも含まれているエタノール。特に肌トラブルなどがないかたにとっては全く問題ない成分ですが、場合によってはこの成分がかゆみの原因となることがあるようです。エタノールは頭皮の皮脂が過剰になってしまうのを抑制する働きや、消毒といった働きがあるために含まれています。
いっぽう肌がデリケートなかたやアレルギー体質のかたなどでは、刺激が強く感じるケースがあります。その特徴でもある揮発性から、乾燥肌のかたはさらに乾燥が進んでしまうことになってしまい、かゆみが出てしまうこともあります。

有効成分である「ミノキシジル」

育毛剤の有効成分として知られている有効成分のミノキシジル。実はこの成分が、ユーザーによってはかゆみの原因となることがあります。もともとこの成分は生活習慣病のひとつである高血圧の治療を目的として出された薬なのですが、副作用的に毛が増えるということがわかり、その後研究されて育毛のためのミノキシジルが誕生したんだそうです。
髪に効果があるのは血管を拡げる作用があるためで、これによって髪によい成分が行き渡ったり、血液がしっかりと細胞に届くからなんだそうです。ただこの効果によって血行が促進されることで、逆にかゆみとなって現れるケースがあるようです。
また頭皮に成分が合わずかゆみとともに赤みが出たり、炎症を起こすといった場合もまれにあります。このような症状になった場合は、速やかに使用を中断しなければなりません。

毛乳頭の活性に効果がある「塩化カルプロニウム」

こちらも育毛の有効成分のひとつとされるもので、髪を作り出す部分の毛乳頭の活動を活性化する効果があるために多くの育毛剤に配合されています。この成分もミノキシジル同様に、血行を促す効果があるため、かゆみを伴うことがあります。
またお風呂上りなどに血行が良くなっている状態で使うことで、かゆみを感じる場合もあるようです。

育毛剤でのかゆみ、具体的な対策とは

髪を健やかにと使い始めた育毛剤…でもかゆみが出てしまったらどうすればいいのでしょうか。ここではその具体的な対策を確認してみましょう。

本格使用の前に、パッチテストを行う

どのような有効な商品でも必ずしも万人に合うわけではありません。ですので育毛剤も購入してすぐ本格的に使い始めるのではなく、まずパッチテストを行ってみることが大事です。あるいはその商品の試供品があれば、まずそちらを使ってみて使用感を確かめてみてから使うようにするというのもおすすめです。
特にもともと乾燥肌だとか肌がデリケートな方、アレルギーのある方は自身の肌に合うかどうか、刺激となる成分がないかどうかなど確認し軽くお試ししてからのほうがよいでしょう。

ヘアケアの見直し、他アイテムのと相性の確認

そもそもシャンプーなどヘアケア商品が自身に合っていなければ、頭皮が乾燥するなど状態が悪くなってしまい、効果が下がるうえかゆみなどのトラブルの原因となってしまいます。
またシャンプーのやり方もゴシゴシと強く頭皮をこすっていたり、爪が頭皮に当たって知らない間にキズを付けているケースもあります。それ以外にもきちんと髪を洗っていたとしても、すすぎがきちんとできておらずシャンプーやコンディショナーの成分など、髪や頭皮に残ってしまっている場合もあるかもしれません。
このような状態になることで、さまざまな頭皮トラブルの原因になります。

まずは普段のシャンプーなどヘアケア商品の見直しや、洗髪のしかたなどケアのやり方の見直しをしてみましょう。

頭皮が健康な状態になれば育毛剤の有効成分もしっかりと届き、思うようなボリュームが得られる可能性もきっと高くなるはずです。

かゆみを伴う頭皮トラブルは、迷わず受診を!

育毛剤は毎日のシャンプーなどのヘアケアに新たに加わることになる成分です。これまで特に問題がなかったのに育毛剤を使い始めてかゆみが出るようになったということは、育毛剤を含めてのヘアケア、頭皮ケアのどこかに問題があるからと考えられます。
特にかゆみとともに赤みがでたり、頭皮にトラブルが起こった場合は迷わず皮膚科を受診することをおすすめします。専門家にしっかりと診てもらうことで、何が原因でトラブルを起こしたのかはっきりしますし、その後のケアや育毛剤の使用に問題がないかも知ることができます。