抜け毛を防ぐのにシャンプーが重要なわけ
抜け毛対策には、まず毎日しっかりとシャンプーを行うことがとでも大切です。頭皮が清潔に保たれていないと、皮脂や雑菌などがたまって抜け毛の原因になってしまうからです。
「シャンプーをすると髪がたくさん抜けてしまうんですが……」と、シャンプーによる抜け毛を気にする人もいるようですが、シャンプーで毛が抜けるのは髪が多い人も少ない人も同じく起こる現象です。古い髪が抜けて、代わりに新しい髪の毛が生えるというヘアサイクルを繰り返して日々髪の毛は成長を続けています。髪の毛が明らかに薄くなっているのでなければ、100本程度の抜け毛はまったく気にすることはありません。どちらにしろ生えてきます。
女性の薄毛は、とくにシャンプーが大切になります
女性の薄毛の原因は大きく2つに分けられます。ひとつが頭皮環境の悪化で、もうひとつがホルモンバランスです。
20代女性の頭皮が老化傾向に?若い頭皮を維持するには
頭皮環境の悪化は、不摂生やストレスのほかに、シャンプーの仕方やパーマ・染毛により髪の毛が弱ったり生えにくくなったりすることもあてはまります。とくに近年の20代女性の頭皮は、昔の40代女性ほどに老化していると言われています。それもカラーリングやパーマによる頭皮への負担が若い女性の薄毛人口を増やしているのと言われています。ですから、毎日行うシャンプーによる髪の毛や頭皮のお手入れ方法での薄毛ケアは大切になってくるのです。
気をつけて!ムリに皮脂を除去すると頭皮老化に……
薄毛の大きな原因として挙げられやすい頭皮の皮脂ですが、逆にとりすぎてしまっても頭皮の老化を早める原因になってしまいます。とくにアトピー性皮膚炎や鼻炎持ちの人は、シャンプーの仕方や回数を正しく行なわないと、症状悪化の一途を辿りかねません。
また、頭皮の老化は発毛後の髪の毛を成長させるのが非常に困難です。薄くなった頭皮から産毛のような髪の毛が発毛しても、丈夫に太い一本に成長する確率は8分の1と言われているのです。
ホルモンバランスによる薄毛も女性に多い原因です
そしてホルモンバランスは、加齢による女性ホルモンの減少でホルモンバランスが乱れ、薄毛をもたらすことです。更年期の薄毛のほかに、出産後のホルモンバランスの乱れも薄毛をもたらす原因です。こちらは、シャンプーが最善策とはいえませんが、頭皮環境を整える面からすると、何もしないでいるよりは、頭皮への刺激やマッサージ、清潔を維持するのは意味のある行為となるはずです。
髪の毛や頭皮の性質に合ったシャンプーを選ぼう
抜け毛対策のためには、育毛シャンプーを使用するのがベストです。しかし経済的な理由で通常のシャンプーを使わなくてはならない場合、必ず自分の頭皮の状態に合ったものを選ぶようにしましょう。
選び方は頭皮の状態で、「ドライ」と「オイリー」の2つに大きく分かれます。
「ドライ」な女性はアミノ酸系シャンプーを
頭皮が乾いている状態のため、脂分を落とさないように洗浄力の弱いアミノ酸系シャンプーを選んでください。アミノ酸系シャンプーは洗浄成分の界面活性剤にアミノ酸系成分が用いられています。頭皮への刺激が抑えられているので、石けん系や高級アルコール系のシャンプーに比べると安心して使えるでしょう。潤い成分の多い利尻昆布系シャンプーもおすすめです。
「オイリー」な女性は、皮脂を落としすぎず洗浄力強めのシャンプーがおススメです
頭皮が脂ぎっている状態なので、ある程度の脂分がしっかりと落ちるように、同じアミノ酸系でも洗浄力の強いシャンプーを選ぶのがおススメです。でも脂分も少しは必要ですので、すべて落とし切ってしまわないような種類のシャンプーがよいでしょう。この場合、最近評判の馬油シャンプーが人気です。
泡のボリュームはシャンプーの際の大切な要素
頭皮の状態に関係なく、他に気を付けるべき点は、泡のきめの細かいシャンプーを選ぶということ。泡のボリュームが大きいほど髪の毛や頭皮を包み込みながら優しく洗い上げられます。そのため、シャンプーによるダメージも少なくて済むのです。地肌への刺激が強すぎる洗浄剤も、なるべく避けましょう。
コンディショナー(リンス)は必要?
リンス、トリートメント、コンディショナーは髪の毛に潤いを与える効果があります。けれども、これらの使用は抜け毛対策のためにはあまりオススメできません。毛穴を詰まらせて抜け毛を悪化させてしまうことがあるからです。
地肌にリンスを着けないように気をつけましょう。
髪がパサついてしまいどうしても使いたいという場合は、髪の毛だけにつけて地肌にはつかないように気を付けてください。地肌には育毛剤を塗布したり頭皮マッサージを行なったりしますから、余計なものがついていないほうがよいのです。せっかくの頭皮ケアなので、シャンプーこそ頭皮を中心に行いたいところ。リンスは髪の毛のみで地肌に着けないようにしましょう。