輸入男性向け育毛法

プロペシアの個人輸入代行・通販サイトで購入するのは危険?安全に手に入れる方法は

輸入

育毛剤プロペシアを個人輸入する前に

男性型脱毛症(AGA)の治療薬として注目を集めているプロペシアは、病院やクリニックで処方してもらうことができます。
しかし、最近では個人輸入によってこの薬を入手する人も増えてきているようです。もしあなたが、プロペシアの個人輸入を考えているのであれば事前に把握しておくべきことがあります。
つまり安易な気持ちでプロペシアの個人輸入を行なうことは避けた方がいい、ということです。

育毛剤プロペシアとは?

プロペシアとは経口タイプの男性型脱毛症(AGA)の治療薬で、もともとはプロスカーという医薬品名で前立腺がんや前立腺肥大の治療薬として使用されていました。

その後、髪の発毛・育毛にも効果があることが発見され、近年では男性型脱毛症の治療薬として注目されています。
プロペシアの基本的な効果は脱毛予防ですが、継続して使用することで髪の量自体が増えた、という臨床実験結果も出ており、薄毛に悩む男性の希望の星、と言ってもいいでしょう。

日本では、アメリカ・ニュージャージー州に本社を置く製薬会社、MSD株式会社が販売を行っており、国内でも大きな売り上げを上げています。
また、国内だけでなく世界の60か国以上で承認されており、今後も薄毛に悩んでいる人から注目を集めていくものと思われます。

プロペシアには副作用がある

確かに薄毛治療に大きな効果があるプロペシアですが、もともとはがんの治療薬として使われていたものなので、副作用の懸念があります。
代表的な副作用は以下の通りです。

  • 眠気
  • 体毛が濃くなる
  • 性欲減退
  • 肝機能障害

上記の中でも、性欲減退や肝機能障害などは生活に大きな影響を与えるものですから、家族に相談したり、十分に検討したうえで使用することが大切です。

プロペシアの個人輸入が人気の理由

プロペシアは男性型脱毛症の治療に効果があると厚生労働省から唯一認められている治療薬です。
臨床実験の結果、一年間服用した患者の60%、二年間服用した場合は70%、三年間継続した場合は80%の確率で育毛効果が実証されています。
しかし、この治療薬は薬局やドラッグストアで入手することは出来ません。病院やクリニックで医師から処方してもらう必要があるのです。
そのため、インターネット上の通販サイトを利用して個人輸入する人が増えているのです。

プロペシアの購入コストを抑えることができる

男性型脱毛症治療は保険適用外なので治療薬にも保険は適用されません。病院やクリニックで処方してもらう場合、少なくても7,000円程度の出費が必要になりますが、ネット通販を利用すれば5,000円程度にまで抑えることができます。
プロペシアは継続して服用する必要があるため、使用者にとってはなるべくコストを抑えたい、というのが本音でしょう。
実際、プロペシアで効果を実感しているものの、経済的な理由で治療を断念する方も多いようです。毎回の診察代や交通費に加えて、保険適用外の薬を使用することに伴う経済的な負担が大きいことは事実です。

病院に通う時間がない

会社務めや自営業者を営んでいるため、病院やクリニックに行く時間がないという場合、個人輸入でプロペシアを入手する方も多いようです。
実際、病院やクリニックを受診すると最低でも二時間弱は必要になるでしょう。
予約の電話、診察、数週間後に再診察・・・このような時間を取ることができない場合、インターネットでの個人輸入に踏み切るのかもしれません。

秘密裏に薄毛を治したい

「薄毛は恥ずかしい悩み」と思っている人にとって、病院やクリニックで治療することに抵抗を感じる方も多いようです。通院しているのを誰かに見られてしまうのではないか、と考えるのです。
誰にも知られずに、治療を進めていきたいと思っている人にとってはネットで簡単に購入できる個人輸入は魅力的でしょう。

プロペシアの個人輸入に伴うリスク

プロペシアを含む医薬品を個人輸入する場合は、薬の種類や数量など、厚生労働省が定めている基準を守る必要があります。
しかし、それ以外にもプロペシアの個人輸入の際には気を付けなければいけないことがあります。

プロペシアの偽物に注意

まず、注意することはプロペシアの偽物を買わされる危険性です。
実際、プロペシアの製薬会社MSDは、海外ではプロペシアの偽物が出回っていることを伝えています。
インターネットで購入する場合、自分が買うプロペシアがどのようなルートで販売されているのかを突き止めることは不可能でしょう。

一例として、勃起不全治療に使われているバイアグラに関して製薬会社が調査した結果、個人輸入商品の40%が偽造品だったようです。
成分量が不適切であったり、不純物が多く含まれている商品が多かったのです。
国内のネット通販サイト内で偽プロペシアが発見されたことがあるかどうかは不明ですが、現実問題として偽物が出回っていることを念頭に置いておきましょう。

プロペシアは医薬品ですから粗悪品や偽物を摂取した場合、健康に大きな影響が及ぶことも考えられます。

詐欺被害にあう可能性もある

これはプロペシアだけでなく、海外から商品を購入した際によくあるトラブルの一つです。商品そのものが送られてこなかったり、箱の中身が違うことも多々あるのです。
被害を訴えるために通販サイトに問い合わせても返事がなく、最終的には泣き寝入りするしかないようです。
個人輸入の場合、トラブルに巻き込まれてもすべて自己責任になる事を覚えておきましょう。

副作用の懸念

正規の商品が届いたとしても副作用の懸念が残ります。病院やクリニックで処方される場合、事前に健康チェックが行われ、プロペシアを服用しても問題がないかどうかを医師が診察してくれます。

例えば、肝機能に大きな障害がある場合などは副作用のことを考えてプロペシアの服用を勧めない医師もいるようです。
個人輸入の場合は、自己診断に頼ることになりますから服用後に大きな副作用が現れることがあります。

肝臓の数値が大きく上昇してしまい、その結果別の薬を服用しなければならなくなった人もいるようです。プロペシアはあくまでも「薬」ということを覚えておきましょう。

どうしてもプロペシアを個人輸入したい場合

それでも、どうしてもプロペシアを個人輸入したい、という方もいるでしょう。もしあなたがそのように考えているのであれば、安心できる通販サイトを探すことがカギです。
プロペシアを販売している通販サイトは数多くあります。海外のサイトのものもありますし、国内の日本語に対応しているものもあります。
どの通販サイトが信頼できるのか、見分けるコツをお教えします。

サイト運営の年数をチェック

通販サイトの中には、偽物や粗悪品を販売して利益を上げていることころもあります。
しかし、そのような通販サイトの悪評はすぐに広まりますから、短期間で開設・閉鎖を繰り返しているでしょう。
サイトの運営年数はサイトページの一番下に記載されていることが多いですからチェックしましょう。
サイト運営年数が10年を超えているような老舗サイトが、偽のプロペシアや粗悪品を販売している可能性は低い、と判断できるかもしれません。

口コミ・レビューの数

インターネットで買い物をする時に口コミやレビューを参考している方も多いはずです。実際の購入者の声を参考にすれば失敗を最小限に抑えることができます。
プロペシアの個人輸入サイトでも、レビューを掲載できるものが増えています。数百件を超えるレビューを集めているサイトもありますから参考にできるでしょう。
ただし、自作の口コミやレビューもあるようですから、100%信頼するのは要注意です。

薬剤師の存在

購入者への安心・信頼をアピールするために薬剤師を抱えている通販サイトがあります。薬剤師の顔や名前が公開されていたり、医師や薬剤師が監修・管理している通販サイトは安心感があります。
プロペシアを販売するにあたって薬剤師が必要というわけではありませんが、それだけ偽物が出回っているということでしょう。

成分鑑定表を掲げているか

プロペシアが男性型脱毛症に効果的であることが認められるようになって、偽プロペシアの存在は大きな問題になっています。そのため、プロペシアの成分鑑定をおこなってサイト内に掲載している場合があります。

高額な費用がかかる成分鑑定ですが、どの通販サイトでも人気商品のプロペシアですから、鑑定を実施して信頼を得ることができるのであれば、安い投資なのかもしれません。
鑑定証明書が本物であるという証拠はありませんが、悪質な販売業者ではないことの判断基準にすることができるでしょう。

プロペシアは病院での処方が最善

ネットを検索するとプロペシアを個人輸入して効果があった、という情報も多くみられます。しかし、それだけを信頼して、安易に個人輸入することには大きなリスクを伴います。
確かにコスト面や時間の節約になりますが、取り返しのつかない副作用を経験したり、詐欺被害にあう可能性を考えれば病院やクリニックで処方してもらうのが最善でしょう。
今回の記事の中で是非とも覚えておいていただきたいことは、プロペシアは「薬」であること。そして「健康な体があってこその育毛」であることを覚えておいてくださいね。