この記事で分かること
髪の毛を増やす基本は「抜け毛を減らし髪を太く」
「最近、髪が多く抜けるような気がする・・・」もし髪の状態に不安を抱えているのであれば今すぐにでも対策を講じることが大切です。抜け毛・薄毛は進行性なので放置していると状態は悪化する一方です。
もともとの髪の量・毛根の数は生まれたときに決まっており、成人してからも変わらないと言われています。ということは、抜け毛の量・髪の太さによって薄毛は進行するのです。
今回のテーマは単純明快!ズバリ、髪を増やす基本的な方法についてご紹介します。
抜け毛の本数を把握する
育毛改善を始める前に現時点でどのくらいの髪が抜けているのかを把握しましょう。
日本の成人の男性の場合10万本の髪があると言われており、一日に100~150本程度の髪が抜けます。
朝起きた時、枕についている抜け毛の量は5~10本程度が共用範囲でしょう。健康な頭皮であれば1~3本程度の抜け毛で収まるようです。
髪が一番抜けるのはシャンプーの時です。個人差があるため一概には言えませんが1日の抜け毛のうち3~7割程度がシャンプー時に抜けている、という見方もあります。
シャンプー時の抜け毛をすべて数え上げることは難しいので、指に絡まる髪の毛や排水溝に残っている量で判断できるかもしれません。
育毛剤で髪の毛を増やす!
抜け毛を予防するうえで重要になってくるのが育毛剤の使用です。抜け毛の原因の一つは頭皮環境の乱れです。頭皮環境が乱れていると髪への栄養が不足して、髪が細くなり、十分に成長しないまま抜け落ちてしまいます。
育毛剤にはいくつかの役割があります。
- 頭皮の血行促進
- 毛根に栄養を供給
- 清潔な頭皮環境
このように育毛剤には髪や頭皮にいい成分がたくさん含まれています。
育毛剤の使用にはある程度のコストがかかりますが、薄毛改善において育毛剤は大きな役割を果たしますから、購入を検討してみるのもいいでしょう。
育毛剤の選び方
インターネット上では多くの育毛剤が販売されていますが、どれでも同じ効果が期待できるというわけではありません。
同時に高い育毛剤であれば効果性が高い、というわけでもありません。大切なのは自分に合った育毛剤を選ぶ、ということです。
同じ薄毛の悩みでも原因は人によって違います。男性ホルモンの影響を強く受けている人であれば男性ホルモンを抑制する成分が含まれている育毛剤が効果的ですし、頭皮環境が乱れている人であれば、血行促進や炎症を抑えてくれる育毛剤がおすすめです。
自分の症状を見極めて、薄毛の原因に効果的にアプローチしてくれる育毛剤を選びましょう。
育毛剤メーカーの多くはお試し期間を設置しており、期間内であれば全額返金キャンペーンを実施しているものもあります。
においや使い心地、副作用などは使ってみて分かることですから、キャンペーンを上手に利用して長期的に使用できる商品を選びましょう。
育毛剤は長期間の使用が必須
インターネット上の口コミの中には数週間で育毛剤の効果が表れたかのように記載しているものもあります。
しかし、現実的な見方をするなら数週間で育毛剤の効果が表れることはありません。
髪にはヘアサイクルがあり新しい髪に生まれ変わるためには最低でも3~4カ月は必要なのです。
育毛剤はすでに生えている髪には影響を与えません。次に生えてくる髪に対してアプローチを行うのです。
ですから、育毛剤を使用するにあたって長いスパンで計画することは大切です。効果を実感するためには、最低でも半年から一年程度の期間は使用を続けた方がいいでしょう。
当然、コスト面でも使用を続けることができるか検討しておきましょう。
育毛剤の用法・容量を守って効果を実感!
育毛剤で抜け毛を減らし、髪を太くするためには用法・用量を守って使用することが大切です。
「薄毛を早く治したい!」という気持ちから、たくさん量の育毛剤を塗布しても効果はありません。
また、「なるべくコストを節約したい・・・」と思って、育毛剤の量を減らしてしまうと、効果性が半減してしまいます。使用に関してはメーカーが推奨している使用方法を守りましょう。
また、メーカーの大半が入浴後の使用を推奨しています。頭皮がキレイになっている状態で育毛剤を塗布することで毛根に浸透しやすくなるのです。
髪は就寝時に成長しますから、洗髪のあと育毛剤を使用することで高い効果が期待できるのです。
頭皮環境を改善して薄毛対策!
髪が抜けることは決して異常ではありません。新しい髪が生えてくるためには古い髪は抜け落ちる必要があるからです。
髪には成長期・退行期・休止期の段階があり、休止期の髪は成長を止め、抜けるのを待っている状態です。
通常、休止期状態の髪は全体の10%程度、と言われてます。しかし、頭皮環境が悪化している髪の場合は休止期の割合が多くなり、それによって抜け毛の量も増えてしまうのです。
また、頭皮環境が悪いと髪が十分に栄養を吸収できないので細く・弱い髪になってしまいます。
薄毛を改善するためには頭皮環境の改善が欠かせません。
頭皮マッサージで髪を元気に成長
髪が太く・強く成長するためにはやわらかい頭皮が必要です。やわらかい土壌が作物の成長を促進させるのと同じく、やわらかい頭皮は毛根が栄養を吸収しやすくなり抜け毛防止に効果的です。
頭皮マッサージを定期的に行うことによって柔らかい頭皮を手に入れることができます。
頭皮マッサージは一日5~10分程度、入浴後に行うと効果的です。指の腹で頭皮を捉え、やさしく揉み上げます。
爪を立てたり、必要以上に力を加えず、気持ちがいいと感じる程度でマッサージしてあげましょう。
この場合も効果が出るまでに時間がかかります。焦らずじっくり、期間をかけて抜け毛・薄毛の原因を根本的に解決していきましょう。
正しいシャンプー方法で髪の毛を増やす!
クリニックなどの専門家の意見を調べると、薄毛に悩んでいる人の大半が間違ったシャンプー方法で髪を洗っているようです。
間違ったシャンプー方法は髪にダメージを与えるだけでなく、頭皮環境を悪化させ髪の成長を阻害します。
抜け毛・薄毛を本気で治したいのであれば正しい方法でシャンプーすることが大切です。
シャンプーの基本は髪ではなく頭皮を洗う
シャンプーの時に大切なのは髪ではなく頭皮を洗うことです。
頭皮の毛根には皮脂や汚れなどがたくさん詰まっており、毛穴が詰まった状態では毛根は酸素や栄養素を取り入れることができなくなります。
一般的はシャンプー方法は髪をゴシゴシ洗うスタイルだと思いますが、それでは毛根の中の汚れまで落とすことができません。
シャンプーの時には指の腹で頭皮を掴み、ゆっくり持ち上げるようにして揉み洗います。頭皮を縮めたり伸ばしたりすることで毛穴の中の汚れを浮かせて除去できるのです。
シャンプーが頭皮に残らないようにしっかりすすぐ
シャンプー後のすすぎも非常に大切です。頭皮にシャンプーが残ったままだとシャンプーカスが酸化して頭皮環境を悪化させます。
酸化したシャンプーカスは雑菌の餌になり金の繁殖を促進させます。
思っている以上にシャンプーは落ちにくいものです。最低でも3~5分程度のすすぎの時間は必要でしょう。
また、耳の後ろ・額・うなじ付近はすすぎ残しが出やすい部分ですから意識的にすすぐようにしましょう。
髪に優しいアミノ酸シャンプーの使用
シャンプーには大きく分けて三つの種類があります。
- 石油系シャンプー
- アミノ酸シャンプー
- 石けん系シャンプー
この中で一番なじみがあるのは石油系シャンプーでしょう。ドラッグストアで販売されているシャンプーの大半はこの石油系シャンプーです。
比較的安価で高い洗浄力を持っているのが特徴ですが、洗浄力が高すぎると頭皮の皮脂を取り過ぎてしまい、痒みや発疹などのトラブルの原因になります。
髪のことを考えるならアミノ酸シャンプーを使用したほうがいいでしょう。アミノ酸シャンプーには洗浄だけでなく髪や頭皮いい成分がたくさん含まれています。
少しお値段は高くなりますが使用する価値はあるでしょう。
シャンプー後はドライヤーで乾かす
シャンプー後、髪を乾かさずに自然乾燥に任せる人も多いようです。ドライヤーで乾かすと髪が傷むことを懸念しているのかもしれません。
しかし、育毛の観点からいうと、ドライヤーで乾かすことをおすすめします。
半乾き状態の髪には菌が繁殖しやすく、頭皮環境の悪化に繋がります。また、濡れたままの状態で寝具を使用すると枕等にカビが生える原因にもなります。
ドライヤーで乾かすときは20センチ程度、頭皮から離して、同じ個所にずっと熱風が当たらないように気を付けましょう。
ある程度は余熱で乾きますからで、カラカラになるまで乾かす必要はありません。
髪の毛を増やす育毛習慣
髪の毛を増やし、抜け毛を改善するには育毛習慣を実施することも不可欠です。
髪の毛も体毛の体の一部です。体のケアが健康と深い関係があるのと同じく、毎日の生活習慣も髪の成長と大きな関係があります。
髪を増やすために役立つ育毛習慣をご紹介します。
髪の毛を増やす食生活
髪が元気に成長するためには十分に栄養を吸収する必要があります。髪の毛は体の中で絶対に必要な部位ではないので、体全体の栄養が不足すると髪に供給される栄養素はほかに回されることになります。ですから、十分な栄養を食事で摂取する必要があるのです。
鉄分・ミネラル・タンパク質などは髪を作るために欠かせない栄養素です。
これを食べれば必ず髪が増える!という食材はありませんので、トータル的にバランスの取れた食事を心がけることが大切です。
ジャンクフードは頭皮を詰まらせる可能性あり
脂っこい食事やジャンクフードは皮脂の過剰分泌を促進し、毛穴を詰まらせる原因になります。
体内の栄養素が効率よく循環するためには多少の油が必要ですが、過剰摂取はトラブルの元です。
食べたいものを我慢するとストレスになり、ストレスは薄毛の原因にもなってしまいますから、ジャンクフードなどの高カロリー食品は頻度を決めて摂取することをおすすめします。
髪の毛は就寝時に成長
人間の体は就寝時に成長ホルモンが分泌される構造になっています。そのため、髪の毛も寝ている時に成長します。
特にゴールデンタイムと呼ばれている午後10時~午前2時の間に成長ホルモンが活発になるようです。
髪を元気に成長させるためには遅くても午前0時までには就寝する生活スタイルを定着させましょう。
また、良質な眠りを得るために寝具にこだわってみるのも一つの方法かもしれません。
髪の毛を増やすにはトータル的な育毛習慣
髪の毛を増やし抜け毛を予防するために大切なことは、今回のポイントをトータル的に実行することです。
一部分だけを実践しても高い効果は期待できません。育毛剤を使い始めたものの、間違ったシャンプー方法、偏った食生活・・・では薄毛改善は期待できないでしょう。
また、髪を元気に成長させ、薄毛を改善する育毛習慣は長期的な視野で取り組む必要があります。数週間実践しても効果が感じられない・・・だからやめた。という人が多いのですが、今回の情報を継続すれば何かしらの効果は実感できるはずです。
髪の毛を増やすためにはトータル的なアプローチを継続的に行うことが大切なのです。