シャンプー育毛の基礎知識

抜け毛を予防する方法!今すぐできる対策まとめ

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今すぐ始めよう!抜け毛予防

「最近、抜け毛が多いような気がする・・・」このように感じている方はいませんか?
シャンプーの時や枕に付いている抜け毛の量を見て不安を感じている方は多いようです。しかし、不安を感じながらも有効な対処法が分からずそのまま放置していませんか。
抜け毛を予防・改善するためには、すぐに対策を講じる必要があります。今回は抜け毛を予防・改善するための対策を徹底的にご紹介します。

正しいシャンプー方法で抜け毛予防

抜け毛予防の第一段階は正しいシャンプーの方法を習得することです。シャンプーは毎日のことですから、間違った方法で洗っていると頭皮環境を悪化させ、抜け毛を進行させる原因になります。
シャンプーの目的は髪を洗うことではなく頭皮を洗うことです。頭皮を清潔に保つことによって髪が栄養を吸収し元気に成長できる土壌を整えることができるのです。

シャンプーの前に頭皮をよく濡らす

十分に頭皮を濡らさずにシャンプーを始める方が多いようですが、その方法では頭皮を十分に洗うことは出来ません。
頭皮には皮脂や新陳代謝によって剥がれた皮膚が付いています。温かいお湯で濡らしてあげることによって、皮脂が柔らかくなり古い角質も除去しやすい状態になるのです。
また、毛穴が閉まった状態でシャンプーをしても毛根の中の皮脂を洗うことは出来ません。しっかりと濡らすことで毛穴を開き頭皮を清潔に保つことができます。
特の女性の場合は髪が長いので、髪を濡らしても頭皮が濡れていない場合が多いので要注意です。

抜け毛予防にはアミノ酸シャンプーがおすすめ

洗浄力が強いシャンプーを使用すると皮脂を取り過ぎてしまい、フケやかゆみの原因になることがあります。
少し値段は高くなりますが、アミノ酸系シャンプーを使用すれば適度に皮脂を残してくれますし、髪にも優しい成分が入っているので抜け毛予防に最適です。

シャンプーの時は頭皮を洗うことを意識して・・・

お湯で髪と頭皮をしっかりと濡らすことによって髪の汚れの大半は取り除くことができます。ですから、シャンプーの時に洗う必要があるのは頭皮なのです。
頭皮を洗うためにはマッサージするように頭皮を動かしながら洗います。前頭部・頭頂部はとくに皮脂が多く分泌される部位なので念入りに洗いましょう。
ゴシゴシと力を入れて洗っても毛根の中の皮脂を取り除くことは出来ません。正しい洗い方を意識しましょう。

シャンプー後のすすぎは念入りに

シャンプー後のすすぎはとても大切です。シャンプーには不純物や酸化作用がある物が含まれています。頭皮に残ったままだと雑菌の繁殖に繋がり、酸化して頭皮環境を悪化させる原因になります。「もういいかな?」と思ってから、さらに1~2分すすぐことをおすすめします。

ドライヤーの時間はなるべく短く

ドライヤーは髪を傷め、頭皮を乾燥させる原因になるので、なるべく短い時間で済ませましょう。
まずはしっかりとタオルドライすることでドライヤーの時間を短くできます。タオルで髪を挟むようにして優しく髪の水分を吸収します。
ドライヤーの時には髪から15センチほど離して、同じ個所に熱風が当たり続けないように気を付けてください。
「自然乾燥が髪にいい」という情報も聞かれますが、髪を乾かさずに寝ると雑菌の繁殖つながることが研究結果でも明らかになっています。短髪の男性の場合を除いて、しっかり乾かしてから就寝したほうがいいでしょう。

生活習慣を見直して抜け毛予防

毎日の生活習慣は髪の発育に大きな影響を与えます。生活習慣が乱れていると髪への栄養が阻害され、血行不良によって弱々しい髪になってしまいます。黒く元気な髪を育てるためには生活習慣を整えることが不可欠です。

髪の栄養補給は食生活で形作られる

髪は血液を介して栄養を補給しています。血液に含まれるビタミンやミネラルを吸収することによって成長し発育していくのです。
ですから、栄養バランスが整った食生活をすることは髪の発育・抜け毛予防に欠かすことができません。
髪が元気に成長するために必要なビタミンやミネラルは緑黄色野菜や魚介類などに多く含まれています。
また、肉や大豆に含まれているタンパク質も髪の成長に欠かせない栄養素ですから、規則正しいバランスのいい食生活によって抜け毛を予防しましょう。

ジャンクフードは皮脂の過剰分泌を促進させる

ジャンクフードやファストフードは糖質・脂質が高いので頻繁に摂取すると皮脂の過剰分泌の原因になります。
皮脂が過剰に分泌されると毛穴が詰まり、酸素や栄養素を吸収できない状態になっていまします。それにより、痒み・フケの原因にもなり抜け毛を進行させる可能性があります。

喫煙は血行不良を引き起こす

喫煙によって引きこされる害は沢山ありますが、その中でも代表的なのが血行不良です。
ニコチンが体内に取り入れられると自律神経が刺激され血管が収縮します。それによって血圧の上昇・血行不良が起こるのです。
体の血行が悪くなると、当然頭皮への血行も悪くなり毛母細胞の活性化が阻害されてしまいます。
その結果、ヘアサイクルが短くなり細く弱い髪の状態で抜け落ちることになるのです。
タバコを吸うと必ず薄毛になる、というわけではありませんが、抜け毛の原因になる可能性が高いということを覚えておきましょう。

良質な睡眠で抜け毛予防

髪は寝ている間に成長します。睡眠中に成長ホルモンが分泌され髪の成長・発育を促します。ですから睡眠不足は髪の大敵です。
特に午後10時から午前2時の間に成長ホルモンが多く分泌されるといわれていますから、その時間には就寝しておきたいものです。
また睡眠にはレム睡眠とノンレム睡眠があり、ホルモンバランスを整えるためにはノンレム睡眠が必要なのです。
就寝時間も大切ですが、質のいい睡眠を取れるような環境を整えてあげることも重要です。寝具を自分の体形に合ったものを選んだり、就寝前の習慣を見直してみるものいいでしょう。

運動不足も抜け毛の原因に

運動不足は血行不良の原因になり、頭皮への栄養不良や頭皮環境の悪化の原因になってしまうことがあります。
体を動かして有酸素運動することによって体全体に血液を循環させることができますし、ストレス解消や良質な睡眠にも繋がります。
運動不足が問題視されている現代社会ですが、一週間の中で一度は運動する習慣を身につけたいものです。

過剰なストレスは自律神経を乱し抜け毛の原因に

毎日の生活の中からストレスを完全になくすことは不可能ですが、ストレスと上手に向き合うことは大切です。
過剰なストレスは自律神経を乱し血管を収縮させます。ホルモンバランスの乱れや血行不良によって抜け毛が増えてしまうこともあるのです。家庭や職場でストレスを感じた時に上手に発散する方法を見つけておくことが抜け毛予防に効果的です。

日頃のヘアケアが抜け毛の原因になっているかも

毎日のヘアケアが抜け毛の原因になっているかもしれません。
例えば、ポニーテールやツインテールなどのヘアスタイルをしていると、強く髪を引っ張ることになるので、牽引性脱毛症の原因になる可能性があります。
分け目を変えたり、セットの仕方を変化させることが抜け毛予防に繋がります。
また、ブリーチやカラーリングに使う薬剤は頭皮や髪にとって刺激が強く、頭皮を痛めてしまう可能性があるので、頻度を少なくするか、刺激の少ない製品を使うなどして髪と頭皮へのダメージを最小限に抑えましょう。

髪にいい習慣を確立させて抜け毛予防

髪と頭皮にいい習慣を確立させることによって抜け毛を予防・改善しましょう。毎日の積み重ねが大きな成果になって帰ってくるでしょう。

頭皮環境を整えるマッサージ

毎日の頭皮マッサージを行なうことによって抜け毛を予防・改善できた方が大勢います。やはり頭皮環境を正常に戻すことが育毛の近道と言えるでしょう。
頭皮マッサージは難しいものではありません。指の腹で頭皮をつかみ、優しく・ゆっくりと揉んであげるのです。
ただし、すぐに成果が表れるわけではありません。頭皮環境は急激に変わるわけではないので最低でも3~6か月程度の継続が必要です。
効果が表れても、そこで止めてしまうと元の状態に戻ります。頭皮マッサージを毎日の習慣にして長い目で継続して行うことが抜け毛予防のカギです。

頭皮・毛根に直接働きかける育毛剤

育毛剤は抜け毛予防にとても効果的です。育毛剤には頭皮を柔らかくする成分や血行促進を促す作用があります。
また、フケ・痒みを抑え頭皮を清潔な状態に保つ作用もありますから是非とも使用したい育毛アイテムです。
育毛剤を使用してもすぐに効果が表れるわけではありません。髪にはヘアサイクルがあり新しい髪が生えてくるためには3ヵ月程度が必要なのです。ですから、育毛剤の効果を実感するためには3ヵ月から6ヶ月程度の期間が必要でしょう。
直ぐに効果を感じたい気持ちも分かりますが、焦らす継続的に使用していくことが重要です。

一つ一つの積み重ねが抜け毛予防につながる

今回は抜け毛を予防・改善するための方法についてご紹介しました。どれも今すぐにでも始められるものばかりです。
真剣に抜け毛を予防するためには今回の情報を全体的に当てはめることが大切です。例えば「育毛剤を使い始めたけど、食生活は滅茶苦茶・・・」これでは最大限の効果は実感できないでしょう。
過剰なまでに神経質になる必要はありませんが、髪にいい習慣を確立させることによって「気づいたときには抜け毛が減っていた・・・」となる事を願っています。