飲む育毛剤の効果とは?
AGA(男性型脱毛症)の治療には飲む育毛剤が有名です
飲むタイプの内用薬育毛剤は、体の内側から働きかけて発毛を促します。AGA(男性型脱毛症)の治療には塗るタイプの育毛剤よりも、こちらの飲むタイプの育毛剤が使われるケースのほうが多くなっています。
→AGAについて詳しくは「AGA(男性型脱毛症) 」へ。
吸収率が良く、内服薬なのでよく効きます
メリットは体内から直接有効成分を取り込むので、即効性に優れ効き目も高いということ。対して、塗るタイプのほうは毛穴から浸透させるので、飲むタイプに比べると、吸収率はあまり高くありません。
ですが、飲むタイプは吸収されやすい分、副作用のリスクも高くなっています。用法・用量をしっかりと守って、体調を見ながら使用する必要があります。
効果があらわれるのは数ヶ月~半年
どんなに効果を期待できる飲むタイプの育毛剤でも、数ヶ月~半年は飲み続けなければ変化を感じるのは難しいかもしれません。そして錠剤タイプの育毛薬で気をつけたいのが、錠剤を割ってはいけないという部分でしょう。薬は表面がコーティングされているので、半分に割ることで効果の働きが予定通りに行われない可能性があるのです。ですから、薬の効果を控えたいなどのように個人的な考えから用法以外の服用は避けたいところと言えます。
”求める働き”によって、飲む育毛剤を選びましょう
飲むタイプの育毛剤には種類があり、「医薬品」と「医薬部外品」に分けられます。
最も効果を期待できるのが「医薬品」です
「医薬品」は育毛専門クリニックなどの医師が処方してくれたり薬局で購入できる育毛薬品です。医薬品は薬事法により法律規制されているので、原料や成分をはじめ製造方法まで細かく規定されています。その厳しい審査を通過して認可されているため、もっとも効果が期待できるといえます。
ただし、抜け毛や薄毛を治すために強力な成分が配合されているので、副作用の危険性があることも重々に心得ておく必要があるでしょう。もし医薬品での効果を早く得たいからと必要以上に一度の服用量を多くしてしまっては、副作用の心配は拭えません。そんな事態にならないよう、用法や用量は守って服用していくのが理想的なのです。
薄毛や抜け毛を予防したい!副作用の心配が少ない「医薬部外品」
「医薬部外品」は治療を目的にするというよりは、むしろ前段階の予防に視点を置いた飲むタイプの育毛剤といえます。ですから、本格的に薄毛治療をしたいというよりは、今後の薄毛進行を抑えたい人に向いています。
ですが、医薬品に比べると法律規制が行われていないぶん、商品への表示ラベルに効果効能の記載がないものもあり、パッと見で全てを把握するのが難しい商品もあります。とはいえ、近頃の医薬部外品の育毛剤も効果を期待できそうな商品は多く見受けられるところ。それに有効成分に天然成分や身体に必要とされる栄養素が多く配合されているうえ、副作用もほとんどないので、安心して服用する気持ちになれるでしょう。
飲む育毛剤のタイプは3種類
飲む育毛剤は大きく次の3つに分けることができます。
プロペシア系
前のページでもすでに紹介したプロペシア。含まれている薬用成分のフィナステリドが、AGA(男性型脱毛症)による脱毛を防いでくれます。
実際に1年間の服用で4割、3年の服用で8割の人が増毛を実感しているという結果が出ています。早い人だと服用して3ヵ月後には抜け毛の減少を実感。特に若年層で早めに服用をスタートするほうが効果が出やすいといわれています。
本数が増えるよりは、一本一本が太く丈夫になります
どのように増毛を感じられるかといえば、本数が増えていく以上に一本一本の髪の毛を太く丈夫に育ててくれます。
服用の継続がAGAを抑制します
一度服用を始めたら、増毛が見られたとしても、年齢が原因の抜け毛となるまでは継続しなくてはなりません。もし増毛に満足して途中で中断してしまうと、またAGAは進行し始めてしまうからです。
プロペシアはクリニックによる処方が基本
日本で手に入れるにはクリニックで処方してもらうか、個人輸入するかのどちらかです。クリニックで処方してもらう場合、保険は適用されず全額自己負担になります。個人輸入ですともう少し安くなりますが、副作用のリスクなど含めてすべてが自己責任になります。
→詳しくは「プロペシアを個人輸入する 」へ。
ミノキシジル系
ミノキシジルは塗る育毛剤で一般的なタイプですが、、タブレット型の飲むタイプもあります。もともと血圧を下げるための薬で、血管を拡張して血行を促進させる働きがあります。血行が良くなれば、血液によって毛母細胞に運ばれる酸素と栄養素も多くなって発毛も促されます。
フィナステリドの併用が理想的です
ミノキシジルは血行を促して発毛へのアプローチができるものの、抜け毛への対処は困難なお薬です。そのためAGAの治療には、抜け毛予防に最適なフィナステリドと併せて服用していくのが一般的になっています。
ミノキシジルはクリニックでの処方以外にも、第一類薬品など通販での購入も可能になっています。
サプリメント系
もっとも安全性が高いのがこのタイプです。プロペシア系とミノキシジル系は副作用のリスクがありますが、サプリメント系は漢方薬や植物由来の生薬など天然成分でゆっくり頭皮環境を改善しようというタイプの飲む育毛剤です。薬ではないため副作用の心配がありません。安心して毎日飲むことができます。
日本でも市販されているので簡単に手に入れることができます。ただし薬ではないので、効果を保証することはできません。