男性の薄毛の原因とは男性向け育毛法

男性特有の薄毛の原因とは

男性の薄毛の原因とは

AGA……4人に1人の男性が薄毛に悩んでいる!

薄毛の悩みは日本人男性の4人に1人が持っていると言われています。その多くがAGAという男性型脱毛症に悩んでおり、成人男性によくみられる男性特有の薄毛の状態を指します。

進行の仕方は、思春期以降に額の生え際・頭頂部の髪の両方、もしくはどちらか一方が薄くなっていきます。AGAが原因で起こる薄毛の進行部位は決まっており、老化が原因で起こる薄毛のように全体的にまばらなものではありません。

AGAの原因、多くは遺伝によるもの?

近年では20代から30代の若い世代の男性にも見られ、老化とは関係なく起こるAGA。その主な原因には、遺伝による男性ホルモンの影響などが考えられています。自分にAGA要素があるのかどうか気になるところですが、今は受容体の遺伝子を調べて男性ホルモンの影響を受けやすい体質かどうかを調べることが可能。AGAの治療専門クリニックでは、それらの検査結果を元に治療方針を立ててAGA治療と向き合っていきます。

食事での栄養不足やストレスも原因をもたらします

AGA予防に気をつけたい食生活他にも、ストレスや生活習慣が薄毛の原因をもたらします。ストレスは、決して心身へのいい影響とはいえません。髪の毛や頭皮にも同じことで、ストレスがホルモンバランスや自律神経を乱すことにより、順調な発毛にトラブルを生じさせてしまいます。それらの滞りが血流を悪化させて毛根に栄養分を十分に運べなくなるのです。

また生活習慣や食生活が乱れていると、日常で必要なビタミン・ミネラルが十分に摂取できず頭皮環境を悪化させてしまいかねません。髪の毛が薄くなる前に頭皮の臭いやべたつき、脂っぽさを感じたら、頭皮の環境改善に取り組んでみましょう。

男性ホルモンが与える影響とは?

男性ホルモンの一種であるテストステロンは、男性の身体に多く見られる体毛やヒゲの成長には積極的に働きますが、頭髪には全く逆にしか働きません。

このテストステロンは皮脂の分泌や毛母細胞の分裂などを促進させます。いっぽう皮脂や毛髪に存在する5αリダクターゼという還元要素によって活性化されると、ジヒドロテストステロン(DHT)というテストステロンの数十倍強力な男性ホルモンに変換します。

薄毛の原因ホルモンは「ジヒドロテストステロン」

このジヒドロテストステロンが髪の原材料になるたんぱく質の合成を阻害したり、皮脂の過剰分泌を行うことで毛穴を詰まらせたりと、髪にも頭皮にも悪影響を与えるのです。

AGAが原因で起こった薄毛の脱毛部にはこのジヒドロテストステロンが高濃度に存在してみられることから、これがヘアサイクルの成長期を短くする原因と考えられています。

ヘアサイクルの成長期が短くなれば、髪の毛が太く長く育成する前に抜けてしまい、十分育成されなかった細くコシのない短い髪の毛が多くなってしまいます。そうなれば、全体的に余計に薄毛が目立つようになります。

女性ホルモンは毛乳頭細胞に作用。だから女性に薄毛は少ない

いっぽう女性ホルモンは、エストロゲンが毛乳頭細胞に作用することで毛の成長を抑制する効果をもたらし、成長から抜け落ちるまでの期間を長くします。

ですから女性の方が男性よりも髪の毛を長く伸ばすことが可能であり、女性ホルモンが活発な若い女性は薄毛になりにくく、閉経後で女性ホルモンが減少傾向にある高年齢の女性は薄毛になりやすいのです。

男性は元々女性ホルモンが少ないので、薄毛になりやすいと言えます。

AGAになりやすい人となりにくい人

男性なら誰でもAGAになるわけでなく、なる人とならない人がいます。このなりやすさの違いを決定付けるものに還元酵素である5αリダクターゼの分泌量があります。

男性なら誰にでもテストステロンは分泌されますが、ジヒドロテストステロンに変換してしまう原因となる5αリダクターゼが多い人は薄毛になりやすいといえます。つまりテストステロン自体の量はさほど大きな問題にならないのです。

AGAはジヒドロテストステロンへの感受性の高さが関係

そして、ジヒドロテストステロンに対する感受性も関係しています。ジヒドロテストステロンが作られても感受性が低ければ薄毛になりにくいのです。この感受性こそが遺伝に関係すると言われており、母方の遺伝であるX染色体に関係します。とはいえ、実際にはいくつもの要因が絡み合ってAGAを発症します。そのため遺伝されているからAGAになるとは限らず、遺伝していなくてもなる可能性はあるわけです。

AGAになりやすくても、発毛の可能性はある!?

髪の毛が薄くても産毛がまだ生えていれば、抜け毛の進行を遅らせ健康な毛に育成することが可能です。薄毛に気が付いたら早めに対策を行うことが大事です。育毛ケアが遅れれば、遅れたぶんだけ回復も遅れると心に留めておくことです。AGA対策を考えているのであれば、諦めずに早めに正常なヘアサイクルを取り戻す方法を取りましょう。