医者育毛剤の種類

デュタス【海外の育毛剤特集】

医者

アボダートのジェネリックである「デュタス」

「デュタス」の効果は男性型脱毛症(AGA)に対して高い効果があると言われていますが、同じ成分を持つ育毛剤に「アボダート」があります。「アボダート」は男性型脱毛症(AGA)の治療薬ですが、日本の厚生労働省にあたるアメリカ食品医薬品局(FDA)に正式に認可されている”プロペシアの強力版”と言われています。さらに「デュタス」は、その「アボダート」の”インド製ジェネリック医薬品”です。

世界のトップ10に君臨するジェネリック医薬品の会社です

「デュタス」を開発したのは、ジェネリック大国と言われるインドが誇る「Dr.reddy’s Laboratories」。1,300億円超えもの売上高となっており、インドをはじめ北米やヨーロッパ、ロシアなどの地域を占めています。日本では2011年に富士フィルム株式会社と業務提携をしているなど、信頼のある会社です。

アボダートより安価。なのに同じ効果を得られます

抜け毛防止の効果をリーズナブルに入手できると注目されているのが、「デュタス」です。アボダートの効果は高くて有名ですが、その分値段も非常に高くて、1ヶ月分=1万円超というコスト部分がデメリット。継続して使い続ける必要があるため、経済的に負担が大きくなりがちなのです。

「デュタス」の価格は「アボダート」の半額以下

しかし「デュタス」は、「アボダート」の持つ効果そのままでありながら、値段がその半額以下。平均相場は、「アボダート」が1ヶ月分(30錠)で1万1千円程かかるのに対し、デュタスは1ヶ月分同量で4,500円程度です。

「デュタス」には抜け毛を防止する効果がある

「デュタス」の有効成分は”デュタステリド”という成分です。男性型脱毛症(AGA)の原因であるジヒドロテストステロン(DHT)の産生を抑制する効果があるフィナステリドと同様の働きをします。

ジヒドロテストステロン(DHT)は、還元酵素・5αリダクターゼの働きによって生成されます。デュタステリドは5αリダクターゼの作用そのものを阻害しますから、それに伴いジヒドロテストステロン(DHT)の生成を抑えます。結果、抜け毛のブロックに繋がるのです。

同様の作用をするフィナステリドとの大きな違いとは

フィナステリドも「デュタス」と同様の働きをします。しかしこの2つには大きな違いがあるのです。5αリダクターゼにはⅠ型とⅡ型が存在しますが、フィナステリドはⅡ型にしか作用しないのに対して、デュタステリドはどちらの5αリダクターゼにも作用します。

両方の型に作用することから、プロペシアより1.5倍もの効果があるとのこと。低容量でもしっかり抜け毛を抑制する効能の裏付けにもなっているのです。

フィナステリドよりも強力です

「デュタス」は、1錠あたりでデュタステリドを0.5mgほど含有しており、プロペシアのフィナステリド1mgよりも含有量は少なくなっています。しかし成分の働きはデュタステリドのほうが強力なので、0.5mgでも効果は十分に感じられることでしょう。

「デュタス」を使用での副作用は、性欲減退

服用により、性機能関連に副作用の出る場合のある「デュタス」。その中でも最も多い症状は”性欲の減退”です。他にも勃起率の低下や精液の減少などが上げられています。しかし「デュタス」の成分に使われているデュタステリドには性欲を司るテストステロンへ直接作用することがありません。ですので、気のせいという説もあります。

副作用の発生率は低めです

副作用があったとしてもいずれも比較的軽症で、発症率も0.5%~4.7%と低く、正しく用法・用量を守れば安全性は高いでしょう。しかし使用量を増やせば、副作用のリスクも高まります。 ただ、臨床試験によると5mgの服用を半年間続けても副作用はなかったという報告もあります。

耐性のつきやすさに気をつけましょう

「デュタス」の副作用として留めておきたいのが、耐性のつきやすさです。服用を続けることにより、成分に身体が慣れてしまい、効果がいまいちとなってしまう場合があります。効果が得られないからといって、突然服用をやめてしまうと、再び髪の毛が抜け落ちやすくなってしまう可能性もあります。

最低でも半年は服用を継続してみて

「デュタス」の成分が強力とはいえ、目に見えるような効果が得られるようになるにはどんなに短くても半年ほどの期間は必要です。副作用や効能を理解したうえでの服用を検討する必要があるでしょう。

耐性が気になるときには……

服用の継続で耐性が心配だけれど、耐性を恐れるあまりに服用をやめてしまうのも抜け毛には不安ですよね。そのようなときには一定期間ごとに服用薬を変えてみるというのも一つの手段といえます。例えば「デュタス」を半年使用したら、次にはプロペシアを服用、そしてミノキシジルに移行するなど、働きかけの違う成分を定期的に変更するとよいかもしれません。