現代はストレス社会…女性も薄毛に悩むことが増えています。薄毛にはさまざまな対策がありますが真っ先に思い浮かぶのは「育毛剤」。でも育毛剤を使う前にやっておきたいことがあります。
ここでは薄毛に悩む女性が育毛剤を選ぶ前にやっておくべきことをご紹介します。
この記事で分かること
女性の薄毛に育毛剤…でもその前に状況・原因を確認
薄毛といっても状況に個人差もありますし、原因もさまざま。薄毛には育毛剤が効果的ですが、まずその前に薄毛の状況や原因を確認しましょう。
薄毛で悩んでいる人は日本人男性ではなんと3人に1人の割合、最近では女性も薄毛で悩む人が増えている現状です。その理由を探ってみましょう。
薄毛のサインを見逃さないで
薄毛に悩む女性がどのくらいの割合いるかご存知ですか。実はその割合はおよそ5人に1人。以前より薄毛に悩む女性は増えており、今後もますます増えていくと考えられています。
また薄毛に気づくのが遅れてしまうと対策も遅れてしまい、より大変な状態になるかもしれません。まず薄毛のサインを見逃さず早期発見早期対策することがポイントです。
まず初期段階の薄毛のサインをチェックしておきましょう。
- 分け目が目立つようになった
- 髪質が以前より柔らかくなった
- 頭皮がべたつく
- トップの髪にボリュームがなくなった
- 頭皮にフケやかゆみがでてきた
- 髪につややコシが感じられなくなった
よく排水口に髪が目立つようになったり枕元に抜け毛が増えて気づくことがありますが、できればそれ以前に薄毛のサインを見逃さず早めに対策することが大切です。
薄毛の原因をチェックし見直しましょう
薄毛になる状況は人によって違うものです。女性が薄毛になる原因として考えられるのはなんでしょう?おもに以下のようなものがあります。
- 加齢にともなうもの
- 妊娠や出産、更年期などホルモンバランスの乱れ
- 仕事や育児など不規則な日常生活
- 長い髪を結ぶことで牽引力が常にかかっている
- ヘアカラー、パーマなど髪や頭皮にダメージを与えている
- 髪や頭皮に合わないヘアケアで頭皮環境を悪化させている
女性は男性に比べ髪が長くヘアケアやおしゃれで手をかけることが多いもの。また結婚や妊娠、出産といったライフサイクルの変化によるホルモンバランスの変化も薄毛と大きく関わっています。
原因を確認し見直すことで薄毛が改善するケースもありますので、まずは原因を突き止め必要に応じ対策しましょう。
育毛剤を選ぶ前に~生活習慣の問題点をチェック
女性の場合も薄毛と生活習慣の間には深く関わりがあります。何気ない生活習慣の中に問題点や悪習慣がないかもチェックしておきましょう。
過度のストレスは薄毛の元
男性も女性も仕事や日常のなかでストレスは感じているものです。しかし過度のストレスは体内バランスを崩しさまざまな異常をきたすことも多いもの。ストレスも実は薄毛の元にもなります。
またストレスによる薄毛は「円形脱毛症」と診断されるケースもあります。もし気になる方はまず専門の医療機関に相談してみましょう。
食習慣、栄養バランスは大丈夫?
髪だけでなく身体は毎日の食事からできています。外食が多いとか出来合いのもので済ます、炭水化物や脂質に偏ってしまうなど食習慣が悪いと薄毛リスクが高まります。
毎日の食事の内容に問題がないかチェックしておきましょう。
- 朝ごはんを食べない
- 三食のうち二食以上が外食やコンビニ食、ファーストフード、出来合いのもの
- インスタント食品を買い置き、常食している
- 野菜が嫌い、極端な偏食
- ダイエットで脂質を気にして肉を制限している
脂質や炭水化物に極端に偏ることが良くないのはどなたもご存知でしょう。でも基本はすべての栄養素の「バランス」。そのため髪を健やかに育てるためには以下のような成分がきちんと毎日摂れるよう心がけることです。
- 緑黄色野菜や根菜、大豆製品や豚肉などから摂れるビタミン類
- 乳製品や魚、卵や肉などから摂れる良質なタンパク質
- 魚介類やレバー、ナッツ類、果物などから摂れる鉄分などミネラル類
またインスタント食品やジャンクフードには添加物も多いため、髪や頭皮環境のためにもできるだけ避けましょう。
タバコや過度の飲酒など悪習慣を排除
最近は女性の方がお酒が強かったり中にはタバコを吸う習慣がある人もいます。しかし過度の飲酒やタバコは髪や頭皮によくありませんので、できるだけ避けるべきです。薄毛対策で育毛剤を使ってもタバコや過度の飲酒のような悪習慣があると、効果は半減。
できるだけ悪習慣は排除しましょう。
寝不足、睡眠障害もNG
髪や肌はもちろん体内の細胞は眠っている間に修復されていくものです。仕事が不規則であるとか思い悩むことがあり、寝不足や睡眠障害を起こしてしまうと薄毛が進行します。質のよい眠りを確保する努力も行いましょう。
睡眠時間がとれていない、もしくは十分にとれているはずなのに寝覚めが良くなかったり疲れが取れていないといった場合も、美しく健康な髪を育成する妨げになります。
育毛剤を選ぶ前に…頭皮環境を整えましょう
薄毛の悩みを感じているほとんどのケースで「頭皮環境の悪化」が見られます。育毛剤は薄毛対策としてとても効果的ですが、豊かな土壌から作物が育つように頭皮環境の良しあしで効き目も変わってくるもの。
育毛剤を選ぶ前にまずは頭皮環境を整えることを考えてみましょう。
育毛剤を選ぶ前にヘアケアを見直しを
髪が薄くなるとどうにかボリュームを出そうと毎日スタイリング剤をつけて過度にドライヤーを使ったり、パーマの頻度を増やしたりしてしまうものです。
でもスタイリング剤は頭皮環境の悪化を招くこともあります。またパーマも髪と頭皮を傷めつける行為ですので薄毛が気になる時期は避けるべきでしょう。
さらに頭皮環境を整えるためには毎日の「シャンプー」が重要です。薄毛が気になるならまずシャンプーが合っているか見直しましょう。一般的なシャンプーは洗浄成分が強いため必要な油分やうるおいまで奪ってしまいがち。使い続けることで個人差で頭皮環境が悪化することもあります。
では薄毛に悩む女性に有効なシャンプーを確認してみましょう。
アミノ酸系洗浄成分のシャンプーがおススメ
シャンプーに入っている界面活性剤の種類は大きく分けて三種類あります。
- 高級アルコール系
- 石鹸系
- アミノ酸系
最もNGなのは洗浄力が強い高級アルコール系です。また優しいイメージの石鹸系も実は頭皮環境にいいとは言えません。性質上石鹸系シャンプーは強いアルカリ性のため、思いのほか洗浄力も高く、髪が頭皮がきしんでしまいます。
三種類の洗浄成分のなかで薄毛に悩む女性におすすめは「アミノ酸系シャンプー」です。他のタイプは頭皮に必要なうるおいまで落としてしまうリスクがありますが、アミノ酸系シャンプーなら弱酸性で髪や頭皮に優しく、必要なうるおいを守って洗い上げることができます。
皮脂やうるおいを必要以上に取りすぎず、頭皮環境を正常化できるアミノ酸系シャンプーが薄毛の悩みにはおすすめです。
それでもダメなら女性専用の育毛剤!賢く選びましょう
女性の薄毛には男性と同様にさまざまな原因があります。その中には女性特有の要因もあるかもしれません。環境の変化による過度のストレス、ホルモンバランスの変化といった原因なら一過性の脱毛の場合もあるでしょう。このケースなら状況が安定することで自然に解決することも考えられます。
しかし原因を突き止めて改善を図っても薄毛が止まらない場合はいよいよ「育毛剤の出番」!
育毛剤には男性用と女性用があります。作用や有効成分の量に違いがあるので「女性専用」の中から選びましょう。また薄毛の原因に対し必要な対策ができる商品か考慮して選ぶことがポイントです。